カスタム・ビンテージ・ガスリボルバー
S&W MODEL19 2-1/2" 357 Magnum
Combat Magnum


ここで紹介する「カスタムビンテージ・ガスリボルバー」は、20年以上前に販売されていたコクサイ製ガスリボルバー「S&W M19 2in」の初期モデル(1980年代後半製)を、最新のガスガンにも充分対抗できる性能と外観に細部にわたりレストアし、メカニズム、アクション、そして表面仕上げまでフルチューニングしたカスタム・モデルです。 また、昔のコクサイ製24Kメッキ仕上げモデルガン用木製BOXを利用して専用の収納BOXも作りました。 Mamosunがこの銃を始めて見たのは、中学生の頃MGCから発売された黒色金属モデルガンの「コンバット・マグナム」です。 戦闘的な外観とネーミングがあまりに衝撃的だったため今でも「COLTパイソン」と双璧を並べる、お気に入りダブルアクション・リボルバーです。
サイドパネル内側のガスタンクからカートまでの、ノーマル仕様のガスルートカバーはプラ製で厚く効率が悪いので、0.5_アルミ板で作り直します。
サイドパネルのガスルート接続口が重なる、フレーム内部のガスタンク上部とハンマー前部にあるガスルート口は、シリコン系シール剤で密閉します。
フレーム一体式ガスタンクは増量し、ハンマー、インパクトバルブ等のガス放出部分や、トリガーからシリンダーまでの可動部分はチューニングしてあります。
この「S&W M19」は最初期モデルのため、弾道安定用のHOPが付いていません。 フレームからバレル部を外し、付根に出ている真鍮バレルを加工します。
真鍮製バレルの上部分をヤスリで削り、HOP用シリコン取付け溝を開けます。
今回はより弾道を安定させるため「ハの字」状にシリコンHOPを設けました。
純正の大型プラ製グリップと交換する、「アルタモント・ウッドマイカルタ」木製グリップは、タンクに合わせ電動ドリルとリューターで内側を削っています。
左はコクサイ純正カート、中央はBB弾後込め式真鍮一体型カート、右は純正カートのリムと真鍮カート本体を合体して作った、M19専用のカートリッジです。
短銃身のM19には、手前のBB弾後込め式真鍮カートと同様に、カートの底部にBB弾を込めて、カートもバレルの一部にして初速を向上させる方式にします。
左側2個のBB弾後込め式真鍮カートは、底からBB弾を装填しますが、右側2個のM19専用のカートは、弾頭側からBB弾を入れ底部まで押し込みます。
スピードローダーにカートリッジを装填すると、モデルガン用に見えますが、これは真鍮一体型カートの弾頭部だけを、「めっき工房」で銅メッキした結果です。
シリンダーへ装填した各カートリッジのリムの中央に、押込んだBB弾が見えるのが分かります。 また研磨したフレームにも映り込んでいます。
グリップ底部のガス注入口は、半欠け状態なのでちゃんとした穴に加工します。 また、タナカ K-frame用ステンレス・グリップアダプターでドレスアップ。
以前にオークションで入手した、コクサイ製「M36 24Kゴールドメッキ」専用木製BOXのニス塗装を落とし、グラファイド・ブラックで再塗装仕上げしました。
アルミ板でS&Wのオリジナル風のモデルナンバー・ネームプレートを2枚作り、木製GUN BOXの蓋の外側と内側に、それらしく貼り付けてあります。
木製GUN BOX内部の側面と底面には、ロイヤルカラー・フェルトのブルー系を張り付け、さらに底部には銃とローダー用のホルダーを6ヶ所に設置しました。
ガンブルー調に仕上げた後、プラモデル用の研磨布で入念に磨いて最終仕上げを行なったため、鏡面仕上げでは無いですが、かなり映り込みがあります。
「M19」の実銃には「パイソン」のような鏡面仕上げはあまり無いですから、この銃のような光沢のある金属調的な仕上げがいいかなぁ〜、と思っています。
コクサイ「S&W M19 2in」初期のノーマルモデルです。 このモデルを分解しフレームやシリンダー以外の、ハンマーやトリガーもガンブルーで仕上げました。
「S&W M19 2in」のレストアでは、内・外の各可動部の滑らかなアクションの加工に加えて、ガスタンクからBB弾までのガスルートの効率化、さらに専用の初速向上型カートリッジや収納BOXも製作しました。 また.タンクのバルブからのガス圧を可能な限り低下させずに、BB弾へ導く効率の良いガスルートを設けているため、特にパワーアップの改造はしていません。
銃の外装表面は全体を研磨した後、エッジや刻印部分が潰れないように塗料ではない、3種類のグラファイト・コーティング剤でガンブルー調に仕上げた後、プラモデル用の光沢剤で最終仕上げをしました。 全体的にはなるべく昔のイメージに近く、高級感やスタイリングも向上するように、純正の大型プラグリップからアメリカ製の「アルタモント・ウッドマイカルタ」に交換し、ワンポイントになるステンレス調のグリップアダプターも装着しました。(アルタモントの木製グリップはとにかく硬いので、ガスタンクに合せて裏面を削るのが大変!) 専用の木製BOXは元のニス塗りの仕上げが雑で銃の価値が下がってしまうため、ニスを落としてからグラファイト・ブラックで再塗装し、内部にロイヤルカラー・フェルトを張って仕上げています。
レストア後の銃はシリンダー周りの気密性と円滑さを保つように、繊細な仕上げと微調整をした結果、サムピースを押すだけでシリンダーが抵抗無くスィングアウトし、またそのまま銃を傾けるだけでシリンダーがフレームへスムーズに納まります。 また気になるパワーですがデジタル弾速計で測定した結果、冬場の室内でも66.8m/sですからレストア前の2倍以上となり、まあまあの値となっています。 ちなみにレストア後のパワーはエアガン規制値の半分程度の威力です。
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