レーザーサイト内蔵・カスタムガスガン
Walther P99
lazer stigt built-in model


始めてレーザーサイト内蔵のガスガンを作ったのはMGCのグロック17で、トリガーセフティを押すとレーザー照射出来る構造でしたが、アフターシュート・ブローバックの問題で命中精度が悪かったです。 その後KSCのグロック17を改造してを作った物が性能的にも満足できる物で、取引先のオーストリア人見せて驚かせたりしていました。 その後のレーザーポインター規制で手頃なレーザーモジュールが入手できなくなりましたが、暫らくして「合法レーザー発光モジュール」が販売されるようになりました。
その頃ラジコンの仕事でお世話になっていた八重洲出版の、「ミリタリートイズ」(現在は休刊)編集部から、レーザーサイト内蔵のワンオフ・ガスガン製作のお誘いを受けました。 ガスガン本体は編集部提供とのことなので、今回はレーザー内蔵が格好良く似合いそうなモデルにしようと思い、内部構造にゆとりがあるマルゼンの「ワルサーP99 ブローバック」に決めました。
ゆとりがあるといってもレーザー発光部モジュールと電池、スイッチそして配線を組込む訳ですから、多少の改造と工夫が必要です。 グロックではトリガーセフティレバーを照射スイッチにできましたが、P99のトリガーでは無理なので取外し式バックストラップの中に、電池、照射スイッチ、基盤を収める事にしました。 カスタムに使用する「合法レーザー発光モジュール」は秋月電気通商で購入しました。
赤色レーザー発光モジュールの規格
波長:650nm 出力:1mW 電源3V 40mA
JIS規格クラスU
これを改造後フレーム内部に収めます。
トリガーガード内側に取付けるため発光部と基盤を分解し、発光部は収納部分に合わせて全体を写真のようにヤスリで削り、その後配線を半田付けします。
フレーム内側の収納部に発光部を取付ける前に、サイトの光軸微調整用イモネジの取付け加工と、フレーム先端にレーザー光照射用の溝加工をします。
発光部の後部だけを収納部に、シリコン系接着剤で接着しますが、基盤に仮配線してレーザー照射し、フレーム先端の溝から真っ直ぐ出るように調整します。
フレームにインナーフレーム、トリガーユニット等を戻してから、レーザー用の配線をバックストラップが収まるフレームの上部に開けた穴まで通します。
フレームに配線用の溝をプラスチックカッターと彫刻刀で作り、コード3本を溝にはめて瞬間接着剤で接着しながら、バックストラップ側まで配線します。
3種類付属してるバックストラップのMサイズを選択し、中央部(表面の滑り止めポッチの中央の下から3個目)にスイッチ・ボタン用の3.5_の穴を開けます。
写真の左側は、フレームの取付け面とバックストラップ内側のリブを削って、メカの収納スペースを作った状態です。 右側は未加工の銃です。
使用する6mm角型プッシュスイッチはボタン部分が長すぎるのでニッパ等でカットしますが、あまり短いと押しずらいので、半分以上は残します。
フレームから出したコードを基盤に半田付けし、基盤の赤コードは中間にスイッチを挟み(+)端子用、白コードには(−)端子用のワッシャーを半田付けします。
バックストラップの穴へスイッチボタンを差込んでから、本体をエポキシ接着剤で固定し、その上に基盤を同様に取付け、左側に電池収納部を作ります。
電池用端子はスポンジ両面テープでバックストラップ内側に貼ります。 右側が組込みが完成した状態のバックストラップで、左側が未加工の銃です。
ワルサーP99の完成状態です。 外見的にはバックストラップのプッシュスイッチと、フレーム先端のレーザーサイト照射用のU字溝が見えるだけです。
使用したレーザーはクラスUでも若干明るめなので、昼間の室内や夜間ならば実用性に問題はありませんが、規制内でも絶対にビーム見てはいけません。
完成後「ワルサーP99」は製作原稿と共に編集部に持参しました。 後日「ミリタリー・トイズ Vol.8 」(八重洲出版社) に掲載されたレーザー内蔵モデルです。
このマルゼン「ワルサーP99 」レーザーサイト内蔵モデルは、始めから専門誌に掲載する目的で企画しましたので、読者が参考にして同じようなモデルを作ることも考慮して、比較的簡単に入手できる「レーザー発光モジュール」や「プッシュスイッチ」を使い、各部の加工もエアガンの中級者以上なら何とか作業できるような方法で製作しました。
このため銃本体にも致命的な大改造は加えず、バックストラップ一個を犠牲にする程度に抑えました。 結果的にレーザー照射スイッチもバックストラップの背中に飛出た形になりましたが、これが結構な優れ物で慣れてくるとグリップの握り具合でレーザー照射のON、OFFが自在に出来る様になります。
実際の射撃感覚ですが、マルゼンの「ワルサーP99 ブローバック」は元々命中精度が良いので、ピッタリとレーザーサイトの照準を合わせておけば、レーザードットに向けて次々とBB弾を撃ち込む事が可能です。
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