カスタム・ビンテージ・ガスリボルバー
COLT PHYTON
4”barrel model


「カスタムビンテージ・ガスリボルバー」では初期のカートリッジ式ガスリボルバーを、最新のガスガンにも充分対抗できる性能と外観に、細部にわたりチューニングしていますが、ここで紹介するコクサイ製「パイソン」4インチモデルがガスリボルバーのチューニングを始めた第一号になります。
「COLTパイソン」は個人的に最も好きなダブルアクション・リボルバーで、20年近く前にコクサイ製パイソン・ガスガンを新品で手に入れましたが、良く出来た外観やメカニズムに比べ発射性能があまりに貧弱で(コピー用紙に跳ね返された)、何とかしようと直ぐにカスタマイズを始めましたから、随分長い間いじくり回していることになります。 それでも中々満足できる性能には到達せず、やっと納得できるスペックになったのはほんの数年前の事ですね。
これまで長年に渡って手を加えて来たのはメカニズム、アクション、発射性能は勿論のこと、元はマット仕上げの表面を、実銃同様の鏡面仕上げまで行なって、フルチューニングした愛着のあるカスタムリボルバーです。
バレルとシリンダー前面との噛合い式を密着寸前になるように自作リングを取付け、密閉度を最小にしシリンダーもスムーズに回転させます。(左がカスタム)
ノーマルの小径ガスノズルを外し、カートリッジ底部と同サイズで、噴射口が大きい金属ワッシャを摩擦を押さえ密着寸前に埋め込みます。(左がカスタム)
フレーム一体式ガスタンクは増量して、ガス圧を安定させます。 これに合わせ標準仕様の木製グリップ内側を、延長したガスタンクに合わせて削っています。
サイドパネル内側のガスタンクからカートまでの、ノーマル仕様のガスルートカバーはプラ製で厚く効率が悪いので、0.5_アルミ板で作り直します。
シリンダー、サイドパネル、グリップを外したフレーム内部です。 ガスタンク上部とハンマー前部にあるガスルート口は、シリコン系シール剤で密閉します。
奥のノーマルのサイドプレートは写真矢印のように出っ張っていますので、サイドプレートの取付けを調整し、手前のようにフレームと平らになるようにします。
シリンダー前面にはバレルチェンバーの噛み合い用の溝があため、この溝を樹脂で埋め、表面を平らに研磨しチェンバーとの隙間を最小に仕上げます。
マルベリフィールド製のマルイ・パイソン用カートを使用するため、直径に合わせて内径を広げます。 削り過ぎるとシリンダー先端を破壊するので注意します。
シリンダーの取付け位置や、各作動部を軽く動くよう調整し、シリンダーを傾けるだけでフレーム・インやスイングアウトできる様クリアランスを最小限にする。
カートリッジはノーマルから、実包風のマルベリフィールド製に変えますが、ガス圧を安定させるため、カート内部の穴を直径を5.5_に拡大します。
表面のポリッシュ仕上は銃を一度分解し、各部品を2000〜6000番のマイクロサンドペーパーで磨き、その後プラモデル用研磨剤で鏡面仕上にします。
各部を研磨して組立てた後、プラモデル用の研磨布で再度全体を磨き上げれば完成です。 サイドプレートにカートリッジが綺麗に映り込んでいます。
この「パイソン」は長年に渡ってカスタムしてきたため、全ての説明は書ききれませんので、上記に掲載の説明は主なポイントだけです。 また、最終的にガスタンクの放出バルブとメインスプリングを新しく作り直し、また表面仕上げも鏡面仕上げ後に、さらにカーボングラファイドをコーティングし、再度研磨した結果より金属的で実銃のような輝きなりましたので(左上タイトル写真)、ようやく不満に感じていた点が全て解消されました。
今までビンテージ・ガスリボルバーのレストアは幾つか手掛けましたが、、メカニズム、ガスルート、ガスタンク、カートリッジ、シリンダースイングイン&アウト・アクションさらに金属的鏡面仕上げまでと、最も手間隙を掛けたモデルとなりました。
チューニング完成後はシリンダーの気密性を保ち、各作動部を繊細に仕上げ微調整をした結果、シリンダーラッチを引くだけでシリンダーが抵抗無くスィングアウトし、反対にそのまま銃を傾けるだけでシリンダーがフレームへスムーズに納まります。 また最終的なパワーですがデジタル弾速計で測定した結果、77.76m/s(約0.6ジュール)に達しましたので、チューニング前とは比較に成らないほどパワフルになりました。 なおチューニング後のパワーはエアガン規制値に対し70%程度の威力です。 
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