「Mamosunのお宝」コーナーではMAMOSUNのモデルガン等、かなりマニアックな趣味で収集したり偶然たまった、メインのコレクション以外の珍品(自分じゃお宝のつもり)等を中心にをウェブ・ログ的に紹介しています。
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2013年 3月 4日(月)     TOKYO REPLICA CORPORATION カラーカタログ    モデルガン
前回まで紹介していた日本高級玩具組合の「MODEL GUN CATALOGUE」シリーズは全て、モデルガンの写真はモノクロを掲載しており、しかも何種かは実際に販売されたモデルガンではない写真もありました。
それが原因かどうかは知りませんが、「MODEL GUN CATALOGUE」Vol. 5の発行と前後して、複数のメーカーが同カタログのレイアウトを踏襲した、自社オリジナルのモデルガン・カラーカタログを発行していました。 当然掲載されているのは当時販売されていたモデルガンを撮影したカラー写真ですから、黒かったころのモデルガンを詳しく見ることが出来ますね。
今回は中田商店の卸部が独立して出来た、㈱東京レプリカ・コーポレーションのカタログの紹介です。
サイズは「MODEL GUN CATALOGUE」より一回り小さいA5判で、全10ページの4色印刷のカラーカタログですが、紙厚は通常のパンフレットと同様で厚手ではありません。 表紙は中田商店の代表的な4モデル「ワルサーP38」「ルガーP08 」「ブローニングハイパワー」「トカレフTT1933」の、エングレーブドモデルを四隅に配した、なぜかウェスタン調荒野のイメージで、裏表紙には「六人部さん達」が試作した実物大の重機関銃3種類をレイアウトしたジオラマの写真が掲載されています。
●「ワルサーP38」
 右下はマズルブレーキ付の「UNCLE type」
●「ルガーP08」
 右下は8インチバレル付の「砲兵モデル」
●「ブローニング・ハイパワー」
 右下は「UNCLE type」もどきの「マシンカービンセット」
●「トカレフTT33」
 マシンカービン用グリップがパーツリストからついに消滅?
●「コルト・ピースメーカー」(CMCのコピー)
 右下は「シビリアン」と「キャバルリー」
●「エンフィールド&ウェブリー・スコット・リボルバー」
 写真の「ウェブリー」の方がバランスが良好でした。
●「フレンチM1935A」
 中田商店最後のモデルガンですね。
●「シュマイザーMP40・マシンピストル」
 因みに装弾数15発とありますが、マガジンは32連発構造
 でしたが、手動で装填できる限界が15発だったようですね。
 *東京レプリカ・コーポレーション(TRC)カラーカタログの発行時期ですが、掲載商品の種類やシュマイザーの価格から見て、
  モデルガンの規制が行われた昭和46年10月の前後ではないかと推察されます。 いづれにしろ日本高級玩具組合発行の
  「MODEL GUN CATALOGUE」シリーズよりも、黒色モデルガンの資料としては貴重と言えるでしょうね。
2013年 4月 3日(水)     国際産業株式会社 カラーカタログ "GUN"    モデルガン
メーカー別モデルガン・オリジナルカタログの2回目は、国際産業株式会社(後のコクサイ)です。
サイズは前回の㈱東京レプリカ・コーポレーションのカタログと同じ、A5判で全12ページの4色印刷のカタログで紙厚も同じです。
表紙には月刊GUN誌の表紙にも使われていた、実銃のS&W製M19 6インチのターゲットタイプ・フロントサイトモデルの写真が掲載されています。 裏表紙にはロスアンゼルスの国際産業アメリカ事務所が発行していた、モデルガンの英語版カタログをデザインに使った物と思われます。
●「トンプソン サブマシンガン M1928A」
 国際産業初の大型モデルガンですね。
 右上にモデルガンを1丁購入すると、GUN誌かカタログを貰えるサービス券が付いています。
●「S&W チーフズ・スペシャル」
●「S&W ハンドエジェクター」
●「S&W ミリタリー&ポリス」
 6インチ:4インチ:2インチがラインナップ
●「S&W センチニアル M40」
 チーフスペシャルよりも高価でした。
●「モーゼル HSc」
 国際産業唯一のオートマチックであり、スライドアクション
 (タニオアクション)モデルでした。
●「コルト ピースメーカー」
 シビリアン:フロンテア:キャバルリーのラインナップでした
 が、TRC同様にCMCのコピーですね。
●「コルト ダイアモンドバック」
 4インチ:2.5インチがラインナップされていましたが、これも
 CMCのコピーですね。
●「GUNアクセサリー」
 各種ホルスターやヘルメット、また私も持っていたGUNスタン
 ド等が掲載されてます。
●「その他」
 このページだけ何故か2色印刷です。 国際出版のオリジナル
 アイテムや他社モデルガンのリストが掲載されています。
*国際産業株式会社のカラーカタログの発行時期ですが、見開きページに「トンプソンM1928A」が掲載されていることから、この
モデルが発売された後の、モデルガンの規制が行われた昭和46年の翌年の昭和47年の5月頃ではないかと推察されます。
このため各ハンドガンのページには、「昭和46年10月20日から銃刀法改正によりゴールドメッキになっております。」との注意が出ています。
前回と今回で2メーカーのオリジナル・カタログを紹介しましたが、この2社以外にも東京CMC等も総合カタログを発行していました。 ただCMCに関しては以前紹介したように、個別の銃別に非常に良く出来た専用のカタログを発行していましたので、黒色金属モデルガンの資料としては銃別専用カタログの方がより参考になるでしょう。
2013年 5月 3日(金)     日本高級玩具組合系 ポスターカタログ その1    モデルガン
今回からは日本高級玩具組合系メーカーのポスタータイプのカタログを紹介していきたいと思います。
ポスタータイプのカタログといえばMGCのカタログがデザイン的にも優れており有名ですが、MGCがカタログを作る以前から中田商店などからポスタータイプのカタログが販売店向けに少数発行されておりました。
Mamosunもそれほど多くの種類は持っていませんが、結構珍しい物もありますので昔の「モデルガンとモデルガンもどき」の資料としては面白いと思います。
第一回目は「High Class MODEL GUN CAT・15」という昭和30年代終わりに発行されたポスター・カタログで定価80円です。
まだMGCと高級玩具組合が仲違いする前の時代のカタログですから、日本高級玩具組合系のカタログというよりも「日本のモデルガン創成期カタログ」と言った方がいいんでしょうね
内容的にはMGC製の初期のモデルガンやホンリュー製モーゼルミリタリー、また輸入トイガンやそれをモデルガンらしく改造した物、さらにはナカヤ製エアガン等、35種類の銃と各種アクセサリーが掲載されています。
サイズはA1とかなり大きく紙厚も雑誌の表紙と同じくらいで結構立派なモノクロ印刷のポスターで、モデルガン販売店のカウンターの後ろの壁などに貼って、モデルガン大好き青年や少年の熱い視線を浴びていた物ですね。 そういや昔渋谷のYMCの壁にも似たようなポスターが張ってありましたねー!
ちなみにポスター・カタログですから片面印刷となります。 また掲載されているモデルは今から見れば、どれもとても珍しい物ばかりなんですけれど、中でも最上段右から2丁目の「ルガー・パラベラム」や、その右斜め下の「ワルサー・ターゲットピストル」等はとてもとても珍しいモデルだと思いますよ。
2013年 6月 4日(火)     日本高級玩具組合系 ポスターカタログ その2    モデルガン
日本高級玩具組合系メーカーのポスタータイプのカタログの第二回目は、前回の「High Class MODEL GUN CAT・15」の内容を改定した「High Class MODEL GUN CAT・16」で、CAT・15と同様の定価80円で1年後くらいに発行されました。
またこのカタログには東京三鷹市にあったモデルガン・ショップ「ジャパンコレクターズ クラブ」の名前が印刷されています。 当時は既成のカタログにショップ名を印刷した物が、割と多くありました。
内容的にはCAT・15と同様にMGC製の初期のモデルガンやホンリュー製モーゼルミリタリー、また輸入トイガンやそれをモデルガンらしく改造した物、さらにはナカヤ製エアガン等の銃と各種アクセサリーが掲載されています。
CAT・15で発売予定だった「ブローニング380」が新製品として先頭を飾っています。 また、MGCのカスタムメイドのモデルガンなどがカタログ落ちし、代わりに今後の製造予定として「ワルサーP38」や「ルガーP08」のラインナップ(恐らく中田商店製)が、新たに掲載されています。
これにより掲載されている銃は2種類増えて37種類となり、サイズも同様に大判のA1を採用しています。
このカタログで最も注目する点は、新製品の「ブローニング380」の横に分解時の写真を掲載した事で、これはたぶん実銃同様に分解・組立てができ、しかも発火できる構造のモデルガンが遂に完成したことをアピールしたかったんでしょうね。
2013年 7月 4日(木)         丸郷商店 ポスターカタログ            モデルガン
今回は日本高級玩具組合員メーカーである丸郷商店のポスターサイズ・カタログを紹介しましょう。 丸郷商店さんのカタログは前回までのポスタータイプ・カタログと同じA1サイズですが、なんとこの大きさで両面印刷されています。
このカタログは前回までのショップ向けの壁に貼り付けるタイプとは違い、マニア向けに販売されていた(送料込み100円)ものなんで、まるで新聞を広げて見るようなカタログでした。 紙厚はポスタータイプと同様に厚手ですから、当時としては結構立派な総合カタログで、丸郷製品の他にも色々な商品が満載されています。
上の表側には「雲竜虎徹刀(模造刀)」をはじめ、輸入玩具のピストルやライフル、またナカヤ製エアガンや各種ホルスター等と共に雑貨類が掲載されており見ていて飽きませんが、右側上部にある「エリオット・ネス」のブロマイドやケネディ50セント硬貨には懐かしいと言うよりもなぜか笑っちゃいますね!
また、左側の下段には日本高級玩具組合の「MODEL GUN カタログ Vol.1」も掲載されています。
カタログの裏側には丸郷製の「ワルサーPPK」や「ワルサーPP」等の各種モデルガンをはじめ、表側に続き輸入・国産の銃器玩具が多数掲載されています。 また各種サイレンサーやGUNブラック等のメンテ用アイテム等も出ています。
各種輸入金属製リボルバーや電動式巻き玉発火マシンガン等非常に珍しいアイテムが掲載されていますが、中でも大変珍しいのが右側下段に掲載されているブローニング380の 「UNCLE type」です。 その後大ブレークする「ワルサーP38アンクルタイプ」が登場する以前に存在した、ブローニングタイプの詳細がここまで出ているカタログは殆んどありません。
この丸郷商店のカタログにはモデルガン黎明期のレア・アイテムから、黒色金属製モデルガン最盛期のモデルまで多彩に掲載されているため、発行年代を推測することは結構難しいのですが、丸郷商店の自社製モデルガンの内、「ワルサーPP」までが掲載され、「コルト・ディティクティブ・スペシャル」が出ていません。 この点を「MODEL GUN CATALOGUE」各号の掲載内容から判断して、1969年頃に発行された物ではないかと思われます。
このカタログはレイアウト・デザインなど関係無く、出来るだけたくさんの商品を隙間無く羅列しているところが、何ともレトロチックでイイ感じであります。 ちなみにMamosunがモデルガン・フリークになる前のただの鉄砲好き?の子供の頃は、このカタログにも出ている「ワルサー007コルト」や「NEW COLT 45 AUTOMATIC」等で遊んでましたね!(取っときゃよかった!)
2013年 8月 4日(日)         WORLD WAR II ポスターカタログ            モデルガン
今回紹介するポスター・カタログは日本高級玩具組合が、黒色モデルガン全盛期に「WORLO WAR II COLLECTION」のポスターとして作成し、全国のGUNショップに配布していた物で、たぶん従来のポスターと同様に「第二次大戦各国軍用品」カタログを手掛けていた、中田商店が企画した物じゃないかと思われます。
とにかくこのポスターは当時多くのモデルガン・ショップの壁に掲示されていたので、懐かしく思われる方も多いんじゃないでしょうか。 掲載のポスターは個人所有の2代目でして、モデルガン規制直後に渋谷の「YMC」で貰ったもので、中央下段の左寄りに「YMC」の地図とネームが印刷されています。 ちなみに初代のポスターは黒色モデルガン全盛期に入手しましたが、何度も見ては畳んでいたのでボロボロになってしまいました。
当時は日本高級玩具組合員企業やMGCから、多くのモデルガン・ポスターが出ておりましたが、中でもMamosunはこのポスターが一番好きなんですね~。 全体的なデザインやレイアウトのバランスが絶妙で、また各モデルの写真も銃らしい味わいがあり、モノクロ印刷ながらこれだけの存在感を感じる銃のポスターは他にはありませんね。 ちなみにモデルガンの写真は試作品や量産品を撮影した物が混載しているようで、改訂の都度スペックや価格の文字部分だけ差し替えていたようです。
掲載されているモデルガンは32種類で、サイズも前回までと同様にA1ですが、残念ながら昭和46年規制後のため「コルトポケット」をはじめ、全部で8種類のモデルが既に製造中止となり、価格表記がされておりません。
2013年 9月 4日(水)         国際産業株式会社 ポスターカタログ            モデルガン
 
今回紹介するポスター・カタログは黒色金属モデルガンが禁止された昭和46年の規制から、その後金属モデルガンに止めを刺した昭和52年規制までの間に国際産業株式会社から発行されたものです。
Mamosunのお宝ではかなり新しい物?になりますが、割と珍品なのでポスター・カタログのオマケとして掲載します。 カラー両面印刷のカタログですが、サイズ的にはB4のためだいぶ小さく感じられます。
表面には「日本高級玩具組合」初のプラスチック製モデルガンである、「ハイウェー・パトロールマン M28」(実はMGC製の完全なパクリ)と、スチールプレス製フレームと真鍮製のバレル、ボルト、レシーバー等を奢った高級金属製モデルガンの新製品、「ルガーマークⅠ」の2種類が掲載されています。
ルガーマークⅠについてはその後の評価は別として、国際産業が3年の歳月を費やして完成と銘打って登場させたオリジナルニューモデルですが、MGCのパクリ商品のハイウェー・パトロールマンは完成度が低く、あまりにちゃちですぐに破損しましたね。(Mamosunも購入しました・・・) まあそんなことよりもカタログ写真を良く見ると判りますが、下側の3.5インチモデルは銃口下側にシリンダーストップ用のパーツが出っ張っちゃてますね。 このモデルはダイキャスト製パーツをプラスチックで覆った、所謂てんぷらモデルと呼ばれた構造のため、細部のリアルさを犠牲にした部分があり、この出っ張っている部分などまさに異質な部分です。 新製品のカタログなのに本来写ってはいけない隠し部品が、出っ張ったまま撮影したどう見ても素人レベルの写真を何故使ったのか理解に苦しみところです。(メーカーの人間が立ち会わなかったんかなぁ?) なおよく見ると小さな字でヘビーウェイト・モデルらしい商品の開発をアナウンスしています。
表面の最下段には、国際産業の取扱商品が出ていますが、モデルガンの種類を見る限りこのカタログが昭和52年規制以前に発行されたことが判ります。
裏面には各種ホルスターやメンテナス用品、実弾キーホルダー、各国国旗やハーケンクロイツ旗が並び、国際出版㈱の出版物なども掲載されておりますが、なんとなく中田商店や渋谷YMC風にレイアウトされておりますね。
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