スーパーホイール(Combat Monowheel)GSG9仕様 1/6スケール
スーパーホイールを最初創ったのは30年以上前で、当時も随分評判になりましたが、さすがに寄る年波で全体にがたが出始めてきたので(私の体も?)、21世紀になってから12インチ・フィギュアをパイロットに乗せ変えて、ミリタリーモデルとして大改造を加えて、ドイツ国境警備隊「GSG-9」仕様(もちろん架空ですが)として、完全リニューアルしたのがこの第二世代モデルです。
スーパーホイールの操縦は独特の構造から、一般的なラジコン・モデルとは違い、コントロール・システムの理解と操縦の慣れが必要です。 スーパーホイールは非常にシンプルな構造を採用しているため、バランス用ジャイロ等は一切内蔵していません。要するに自転車に乗るのと同じ要領ですから、止まっている状態では自立することはできません。
30年前程に「モデルジャーナル誌」に、初代の「スーパー・ホイール」が掲載されました。 ライダー人形の服やウェイトを兼ねたヘルメットは手作りです。
シャーシのポストにボディピンで固定している駆動ユニットのエンジンカバーを外すと、シャーシ前部にある動力用バッテリーの着脱ができます。
RS-380モーターとギヤダウン・ユニットです。 軸受けはフル・ベアリングで、駆動タイヤにはロック防止用のワンウェイ・ベアリングが入っています。
バッテリーは3300nAhのNi-MHサブCタイプを5本の6V仕様を、重心バランスの関係で、シャーシ前方の収納部に収まるような俵型パッケージです。
スーパーホイールは1輪で走行中に、シャーシ・バランスを水平に保つよう、バッテリーはモーターの前方に、幅広のゴムベルトで固定してあります。
パイロット・シートの取付けは、シート裏面とシャーシ側にアルミバー製の「コの字型」部品を取付け、各々両端にある穴を4φシャフトで連結します。
シャーシ後部のトランク内部に、受信機、コントロール・アンプがあります。 また下側左右に見える棒状の部品はタイヤリム用のガイドローラーです。
パイロットとシートを左右に傾けるサーボは、SANWA ERGクラスのハイトルクタイプで、パイロット・シートの右後方のシャーシに取付けてあります。
シャーシ中央部の後方に、外周タイヤを回転させるための駆動タイヤがあります。 また駆動タイヤのシャーシ後方にもガイドローラーがあります。
駆動タイヤ前方のバッテリー取付け部下側には、外周タイヤ用の補助輪があります。 またシャーシ先端にもガイドローラーがあります。
シートは座面がダイキャストで背板がジュラルミン製です。 ゴム製シートベルトはフィギュアを固定します。 ヘッドレストがウェイトになっています。
タイヤは13×3inchのカート&バイク用で、これのリブをカットし、内側に250_φのアクリルパイプを80_幅に切断したホイルを接着してあります。
シャーシから外した上部ローラーには、ガイドローラーの他、左右のバックミラーと前方視界用ディスプレイ風のギミックを、自作して取付けてあります。
タイヤを外すと回転ガイド方法が分かります。 角のように見える部品がガイドローラーです。 シートとパイロットが錘となって傾けた方に旋回します。
スーパーホイールは、結構速やそうですが、実際には10〜15`がやっとです。 モーターの回転を上げるとタイヤよりも中身が速く回ってしまいます。
パイロット・シート前方のタクティクルラックには、唯一の武装MP-5マシンピストルが装着してあります。
ステアリングサーボはシートと着座したパイロットを、シートごと傾けて左右のコントロールをします。
各部のディティールと1/6ミリタリー・フィギュアを使うことで、かなりリアルなイメージに仕上がりました。
プレイボーイ誌にも掲載された初代モデル。 某テレビ局からスーパーホイールの出演打診の話もあったとか・・
リニューアルモデルになってから掲載して頂いた「RC WORLD誌 2002年 4月号」(エイ出版社)
リニューアルモデルとワイルドジープを掲載して頂いた「ラジコン技術誌 2004年 11月号」(電波実験社)
スーパーホイールの操縦は自転車に乗るような要領ですから、停止している状態では転倒します。 このため、スタート時にはボーリングの球を転がすように投げ出します。 走行を開始するとタイヤ自体のジャイロ効果で安定走行しますから、左右の旋回は曲がりたい方へパイロットをシートごと傾けます。 しかし走行時の自立安定性が高いため簡単には曲らず、速度とのバランスを見ながらコントロールします。 また、ブレーキもありませんから走行を止める時は、手でキャッチするか転倒するしかありませんので、地上で飛行機を飛ばすような感覚ですね。
◎ 「Combat Monowheel GSG9 type」 諸元
  :全長 全高:2.5m
  :全副 1.8m
  :エンジン 空冷4気筒 1640cc 3速ミッション
  :武装 固定武装無し
  (ボンネット上にMP-5タクティカルラック装備)
                       (・・・・・実車があればだけど)
初代モデルは走行中急にパワーオフにするとシャーシが停止してしまい、そのままタイヤごとグルグルとでんぐり返しをしてしまい、バランスが狂ってしまい操縦が不可能になってしまいました。 これを防ぐためリニューアル・モデルでは駆動タイヤの軸にワンウェイ・ベアリングを内蔵し、急にパワーがオフになってもシャーシはそのまま空回りして、ゆっくり減速する構造に改良しましたのでコントロールは少々容易になりました。
惜しくも休刊となった「モデルジャーナル誌」は、私が模型デビューした思い出の媒体で、約10年にわたり様々な模型を発表する機会を与えられましたが、やはりこのスーパーホイールが私の代表モデルであり、最高傑作だったと思います。
Mamosunはこれまで色々なラジコン・モデルやエアガンを作っており、多くの作品を各種雑誌で紹介していただく機会がありました。 しかし、ひとつの作品がこれだけ多くの雑誌で永年に渡り取上げて頂いたのはスーパーホイールだけでした。
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